株式会社フィナンシアジャパン

コラム

【札幌・近郊の賃貸経営】3月末までのラストスパート!空室を埋めるための「AD(広告料)」戦略と損益分岐点

3月に入り、札幌および近郊エリア(江別・北広島など)の賃貸市場もいよいよ繁忙期の「最終コーナー」を回りました。 もし今、まだ空室が残っているなら、それは時間との戦いです。

この時期、管理会社や仲介業者からこんな提案を受けていませんか? 「オーナーさん、AD(広告料)を2ヶ月に上げませんか? そうすれば決まりますから」

「足元を見ているのかな……」と不快に思うかもしれません。 「なんで家賃以外の費用を支払う必要があるのだろうか」と納得できない気持ちも分かります。

しかし、経営者として計算をしてみてください。 ここでADを出し惜しみすることと、スパッと払って満室にすること。 どちらが「手取り(キャッシュフロー)」を多く残せるでしょうか?

今回は、繁忙期ラストスパートにおける「AD(広告料)の考え方」と、札幌・近郊エリアのリアルな相場観について解説します。

そもそも「AD(広告料)」とは何か?

AD(Advertisement)とは、客付けをしてくれた仲介業者に対して、オーナー様が支払う「成功報酬」のことです。 本来、仲介業者は入居者様から「仲介手数料(家賃1ヶ月分+税)」を受け取りますが、それとは別にオーナー様からも報酬を支払う慣習が、特に札幌圏のような激戦区では定着しています。

なぜADが必要なのか?

答えはシンプルです。「仲介業者の営業マンに、優先的に紹介してもらうため」です。

札幌市内や近郊には、空室率が高く似たような条件のアパートが星の数ほどあります。 営業マンはお客様に対し、条件に合う物件を数件ピックアップして紹介します。その際、以下のどちらを強く勧めるでしょうか?

営業マンも会社員であり、売上目標があります。当然、「物件B」を優先して案内し、クロージング(契約の後押し)も熱心に行います。 ADとは、数あるライバル物件の中から、ご自身の物件を「紹介リストの最上位」に表示させるための「優先チケット」なのです。

「AD 2ヶ月」は高いか? 損益分岐点を計算する

「AD 2ヶ月(家賃2ヶ月分)」と聞くと、とてつもなく高い出費に感じます。 しかし、これを払わずに「空室が長引いた場合の損失」と比較したことはありますか?

シミュレーション(家賃5万円の部屋の場合)

今の時期(3月)を逃すと、次に動きが出るのは秋(9月頃)になることも珍しくありません。

【結論】 ADを払った方が、「20万円も手取りが多い」という結果になります。

目先の10万円を惜しんだ結果、その3倍の30万円がマイナスになるリスクにつながる。 これが、ADを「コスト(経費)」と捉えてしまうオーナー様が陥りがちな罠です。ADは、将来の家賃収入を確定させるための「必要な投資」なのです。

3月の札幌・近郊市場、ADの「相場」は?

では、具体的に何ヶ月分積めば勝てるのでしょうか? フィナンシアジャパンの現場感覚でお伝えします。

重要なのは、「ご自身の物件のライバルが、いくら出しているか」を知ることです。 ライバルが「AD 2ヶ月」を出しているのに、こちらが「1ヶ月」なら、当然負けてしまいます。

この「相場感」を正確に把握しているのが、私たち管理会社(PM)です。 私たちは仲介業者へのヒアリングを通じ、「今、このエリアならADいくらで決まるか」という勝てるラインを提案します。

【注意】ただADを積めばいいわけではない

「わかった、じゃあADを積もう」 と決断されたオーナー様、一つだけ注意点があります。

それは、「そのADが、確実に現場の営業マンに届いているか?」を確認することです。

一部の管理会社では、オーナー様から預かったAD全てを自社の売上にしてしまい、客付け業者には渡さない(あるいは減額して渡す)ケースがあります。これでは何の意味もありません。

フィナンシアジャパンでは、オーナー様からお預かりしたADは、客付け業者(および現場の営業マン)への報酬として還元します。 だからこそ、仲介業者からの信頼が厚く、「フィナンシアの物件なら頑張ろう」と思ってもらえるのです。

まとめ:3月末の満室は、あなたの「決断」次第です

3月も残りわずか。 今、この瞬間も、お部屋探しのお客様は動いています。

「ADを払うのは悔しい」という感情があればいったん横に置き、「今年の収支をプラスにするための必要経費」として割り切ってみませんか? その決断が、4月からの安定経営(満室稼働)を約束してくれます。

「うちの物件、ADいくらなら決まる?」 「今の募集条件で本当に大丈夫?」

迷われている方は、今すぐご相談ください。 エリアと物件力を分析し、「最短で決まる、無駄のないAD設定」を即答いたします。

私たち株式会社フィナンシアジャパンは、札幌市・北広島市・江別市・小樽市・千歳市・恵庭市・苫小牧市に不動産を所有するオーナー様へ向けて、 賃貸管理(PM)だけでなく資産管理(AM)も視野に入れた、次世代型のきめ細やかなサポートをご提供しています。

エリア特有の賃貸需要や、冬期間の管理ノウハウも熟知しておりますので、安心してお任せください。

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【執筆者プロフィール】

株式会社フィナンシアジャパン 代表:鎌田 恵美
宅地建物取引士/公認 不動産コンサルティングマスター/管理業務主任者/Executive MBA(国際認証経営学修士)/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
札幌市で不動産管理・賃貸経営支援を行う不動産コンサルタント。複数の国家資格を活かし、空室対策や相続物件の活用、賃貸経営の効率化など、オーナーの立場に立った実務支援を行っている。